サプライズ狙いの退職祝いは失敗率が高いから、よくご本人の意見を聞いて
長年働いてきたお父様、お母様が退職さるとき。これから始まる自由な生活へのお祝いと感謝をこめて何かプレゼントしたくなるものですね。
では実際にどのような「プレゼント」をされたか尋ねてみました。
1. 旅行
- 両親2人きりでゆっくりと温泉旅行・各部屋露天風呂付き旅館の宿泊代金
- 母親に姉と一緒にJRで旅する高原ホテル宿泊プラン
2. 食事
- 子ども達、孫達が集まり実家で持ち寄りのご馳走
- 両親二人きりディナーの予約
3. 趣味・必要を考えて
- カメラ
- パソコン
- タブレット
- 靴
- スマートフォン
- 体重計
- ゴルフ用品
- 筆
- ペアカップ
- 時計
- ネックレス
- 花束
高価なものは実は必要ないかもしれません。退職金もあるので欲しいものがあればご自分で購入できるからです。
また趣味のものは意外に難しいものです。趣味だけに個人のこだわりがありプレゼントする側よりされる側の方が商品についての情報には詳しいからです。
あれこれ考えてプレゼントした結果、「もっといい物が欲しかった」と言われたりその場では「ありがとう」と喜んでいたが使っているのを見たことがない、という意見も聞きます。
本当に喜ばれる、実用的なプレゼントをしたい場合はサプライズを狙わず一緒に買い物に行って、手にとって使い具合を確かめたり身につけてみてご自身で欲しいものを選んでもらう必要があります。
パソコンやスマートフォンなどは一緒に店舗に行きどんなものがいいか相談に乗って差し上げると心強く思われるかもしれません。
その後の毎月の通信料の支払いなどがあることを考えると、これも勝手に決めるのはNGです。
一般的に花束、家族そろっての記念撮影は喜ばれる率が高いようです。
お父様、お母様のことを思っている気持ちを伝えるために照れくさいかもしれませんが手紙を書きプレゼントに添えるといいかもしれません。
いずれにせよ、退職は第2の人生のスタートに過ぎず、ゴールではありません。
その後もたびたび家に呼んだり、ご実家に集まったりという機会はあります。
まずはメールや電話、近くに住んでいるなら食事など一緒にしてどんなものがいいか、予算も率直に伝えて直接尋ねてみることをおすすめします。