プレゼントのすすめ

せっかくなら贈る相手には喜んでもらいたい。プレゼント商品にふさわしいもの、贈り方、相手を驚かせる方法、ギフトマナー等、いろいろ書いてます。

独りよがりに陥らないお歳暮について

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お歳暮を贈るとき、その動機が義務である場合と 受取人の喜ぶ顔が見たいといった感情から贈る場合の二通りがあります。

一見すると、後者の方は受取人主体に思われがちですが、 本当に相手のことを知っていないと 贈り主の独りよがりの贈り物になってしまいかねません。

 

無難なところでは洗濯洗剤類ですが、 家族にアトピーの人がいると、 おそらく洗剤にも凝っているはずなので、避けた方が無難でしょう。 装飾品なども好みがあるのでおすすめできません。

一番無難なのはやはり食べ物に行きついてしまうのですが、 受け取り人の家族全員がお酒好きだから、 その人にもアルコール類を贈ろうと思ったところ、 本人はまったく飲めない体質だったということもあります。また、賞味期限が異常に早い食品や嗜好性の強い食品も避けた方が無難でしょう。 

お歳暮といえば、お正月の少し手前です。 おせち料理の一部に使ってもらえそうな食品か、 常温保存のきく食品が一番無難で、受け取ってありがたく思うものではないでしょうか。 

冷凍・冷蔵品は、受け取り側の冷蔵庫事情によっては ありがた迷惑になってしまうので、気を付けなければなりません。 

最後に、配送の仕方も重要です。 デパートなどの店舗から直接送る場合は温度管理がしっかりされていると思いますが、 自分で梱包して送る場合、たとえば北海道から南の九州・沖縄へ送る場合、 たとえ冬でも、生ものは冷凍・冷蔵便を使うべきでしょう。 

北海道の冬は冷蔵庫、もしくは冷凍庫並みの気温であったとしても、 南の方では雪すら降っていない場合も多いのですから。 

ただ、冷凍・冷蔵便を使ってはいても、 生ものを詰めた発砲スチロールの外側に保冷剤を置き、 その上から段ボールで梱包して送ったところ、 受け取った主が開梱してみて、 発砲スチロールの外側は非常によく冷えていたのだけれども、 肝心の中身は常温状態だったため、 受け取ったときには腐っていたということもありえます。 

それらすべてを考えるということも、 「贈りもの」の一部ではないでしょうか。